ブリングシステムとは?
水
を使ったベイト剤です。(含水率150%)
短期間(約2ヶ月)
で巣を壊滅します。
BOX数が
1〜2個
で駆除できます。
※イエシロアリ専用の駆除工法です。
イエシロアリの生息に重要な水を利用した駆除方法です。
西日本に生息し、家屋に過大な被害を与えるイエシロアリは、10万〜100万匹の集団で活動し ています。イエシロアリの生息には水が重要で、水が無いと2週間で死 滅 します。そのため常に水取場を確保し、1週間に1〜2Lの水を運搬摂取しています。
この習性を利用し、イエシロアリの被害部に新しい水取場(ブリングボックス)を設けることで、シロア リを大量に集めることが出来ます。集まったシロアリは、水を多く含んだブリ ングベイト(毒餌)を大量に摂取し、短い期間で全て死滅します。これが 水を利用したベイト工法、ブリングシステムです。
※ベイト工法はシロアリに毒餌を運搬摂取させ、巣を内部から壊滅させます。 ベイト剤は駆除剤であり、予防効果はありません。ベイト剤使用後、土壌処理、木材処理など の防蟻施工(薬剤処理)をお勧めします。
※ベイト剤と防蟻処理を同時に行うと、ベイト剤の運搬摂取が妨げられ、巣の壊滅が難しくなります。 薬剤処理はベイト剤による駆除が完了してから施工してください。
※薬剤による予防処理を避けたい方は、家の周辺にステーション(ブリングトラッパー)を設置し、定期 的に点検する維持管理工法をお勧めします。
ブリングボックス
ブリングボックスの大きさは、295×375×38(mm)で、蒸煮材ボックスと断熱蓋で構成されています。 ボックスはシロアリが非常に好む唐松の蒸煮材を使用し、ダンボールを利用した誘導部を設けられてい ます。この組合せで、設置後直ぐに、シロアリをボックス内へ 誘導 します。
ブリングベイト®
ブリングベイトは、A剤、B剤の2種類からなっており、A剤が白色コイン状、B剤が薄褐色粉末にな っております。このA剤、B剤は水を150%加水含有でき、シロアリが ベイト剤を運搬摂取するための重要なポイントです。
製造:有恒薬品工業株式会社
ブリングベイト®の安全性
ブリングベイト®の有効成分
ビストリフルロンの安全性について
ビストリフルロンは、ほ乳類に対して毒性の低い安全な薬剤です。
よく知られているカフェインや食塩の毒性と比較してみます。(下表参照)
化合物名 | 急性毒性 | 供試動物 | LD50値 |
ビストリフルロン | 経口 | ラット | >5,000mg/kg |
カフェイン | 経口 | ラット | 355mg/kg |
食塩 | 経口 | ラット | 3,750mg/kg |
表より、体重50kgの人が一度に食べた場合の影響を換算すると、カフェインは17g、食塩は187g、ブリングベイト®は50kgとなります。体重と同じ量のブリングベイトを一度に食べることは不可能です。このことからも、ブリングベイト®が安全性の高い薬剤であることが解ると思います。
また、ビストリフルロンの安全性については、有恒薬品工業株式会社がブリングベイト®のMSDS(商品安全データシート)で公表しています。
参考:ブリングベイトを体重50kgの人が誤食した場合の換算値
急性経口毒性値(5,000mg/kg)×体重(50kg)÷ビストリフルロンの濃度0.5%=>50kg
ブリングシステムの流れ
シロアリ被害調査
(シロアリの生息場所の確認)
ブリングボックス設置
(ベイト剤投与)
点検・補充
点検・補充
死滅確認
ブリングボックス撤去
薬剤散布
維持管理
(シロアリの生息場所の確認)
ブリングボックス設置
(ベイト剤投与)
点検・補充
点検・補充
死滅確認
ブリングボックス撤去
薬剤散布
維持管理